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人材を探して

まいどどーもゆきむらです

専門学校ってたまに制作発表会やるのですよ。
そしてそこに行って、見どころのある人には声をかけて、在学のうちからインターンで来てもらいつつ将来的には採用って形も結構あるみたいです。
もちろん一年後以上に卒業の場合でも、今のうちから将来の戦力に、という形で接することもあります。
多分、即戦力というか、明確にこのあたりできる人が欲しい、となるとその場でそういう人を見つけるのもアリなのかなぁと思います。

実際自分もスクリプトができつつ他のこと(できればプログラム)もできる人ってのを探しに行ったのですが、これがまた中々難しい。
というのも、スクリプトは何かしらエンジンがあって行うことになります。
学校で教えるのはプログラムになるので、そのあたりでまず噛み合わない。
これがまた大事なところでして、プログラマはエンジンを作れるし、恐らくスクリプトもできるでしょう。
しかし、それはあくまで作業としてできる、というだけです。
スクリプトに実際必要なのは、演出力になります。
どっちかというとライター寄りの技能ですね。

エンジン上で演出をする為に、その場面を想像し、ふさわしい素材や効果をつけることが求められます。
ライターよりももしかすると監督系の能力かもしれません。
わりと縁の下を支えるような技能ですが、ないとゲームが完成しません。
ある意味最終組み立て人ともいえるので地味かもしれませんけどね。
もちろんAVGだけではなく、例えばマップの配置や、バランスの調整、各種データの取り扱いも行うことになります。
あれ、ライターというかは万能屋になりますね、監督って表現はあってるのかも。

そして当然専門学校ではそういうある意味裏方の仕事は教えません。
絵やプログラム、3Dを教えます。
もちろんそれはそれで大事なんですが、うーん、できた絵を動かす際にプログラマが何かすることもありますが、スクリプトが組み込むことだってあります。
というかプログラマがそういう作業をするのは余程人が足りない時かなと思います。
多分、新人がプログラマとして会社に入ったら、そういう組み込みばかりをやらされてもしかしたらイヤになる可能性だってあります。
なんかもったいないですね。

つくる規模や業界にもよりますが、正直何かのスペシャリストよりかは、多芸に秀でた人が多いほうがゲーム作りは捗ります。
もしくは、ゲームを作りたい、という人のほうが伸びますし業界的にもしぶといです。
今自分的に探している人材もそっち方面なので、このあたりから教える学校があったらコンタクト取りたいところですね。
なければ逆にこちらからそういうのを教えるというのはアリなのかもしれません。

例えばすごく絵が上手い人はデザイナーとして内定するかもしれませんが、そうでない人でも上記のような何でも屋的な能力を持っているかもしれません。
制作発表会だけでは絶対わからないところなので、もっと触れ合って話す機会を作らないとあかんなぁと思いました。
思うだけではなく、後はそれをどう実現するかを考えていく次第です。

それではまたー