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クオリティとは

まいどどーもゆきむらです

良くクオリティの高い作品、とか言われるものがあると思います。
出来がいいもの、だとは思うんですが、じゃあ何をもって出来がいいのか、というのはなかなか表しにくいものではないかと思う次第。

絵だったら丁寧さとか描き込みとかかもしれませんし、線が荒くても勢いのあるもの、かもしれません。
すでにこの二つは別な評価軸になってる気がしますが。
共通するのはおそらく、視た人の心に届いたかどうか、だとは思います。

じゃあこれをゲームに置き換えたらどうなるのか、となると、またこれも難しい。
先ほどの例を持ち出すなら、プレイした人が面白かったもの、になるのかもしれません。
ただ、その面白さをどこに感じたのか、何が面白かったのかはわりと人によって違う気がします。
例えば装備をカスタマイズできるRPGがあったとして、ある人はストーリーのクオリティが良かった、と言い、ある人は装備のカスタマイズが奥深いのがクオリティ高いといい、ある人はどんな装備でも工夫したらクリアできるシステムがクオリティ高い、と言うかもしれません。
多分どれもクオリティが高い理由だと思います。

ここで一つ問題になるのは、ゲームは大抵ターゲットを決めて開発されるわけでして、その人に面白い、と思ってもらえるものはいいと思います。
ある意味それは当然ではありますが。
そして楽しみの要素が奥深かったりした場合はクオリティが高い、という評価をもらうのかなと思います。
ゲームで起こり得ることとしては、その要素以外のところでクオリティが高い、と評価されることがあることです。
まぁゲームに限りませんが、何かこう、その人にヒットする箇所があった場合に発生しますね。

当然そこは狙って作ったものではないので、高いクオリティだったとしても次に活かせるかはわかりません。
狙った作った箇所がウけなければ、それは何が違ってたかは分析できるのでまだ対処できるかもしれませんし、次回作で改善されるかもしれません。
会社の体力があれば(。ω。

まぁ何が言いたいのかと言いますと、狙いがあって作ってそこに対して労力をかけてクオリティを上げていくわけではありますが、その基準が曖昧なところもあるので、クオリティ高いというのを狙ってつくるのは難しいのではないかなぁというところです。
とはいえ別に手を抜いていいという話ではなくて、基本的に作る人は面白いと思って制作しているはずです。
ただ、ある及第点を越えれるかどうかというのはなかなか難しいところです。
そこはほんと頑張っていくしかないのですけど。
という感じ(?)でクオリティって言葉は、わりとわかるようで、実はふわっとした表現だなぁと思った次第です。

設計段階からこれクオリティたけぇ!ってものが作れたらいいんですが、大抵はブラッシュアップしていくうちに出てくるものなので、あんまり最初に気にしてもしょうがないのかもしれませんね。

とまぁ色々考えていきます。

それではまたー