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拘りと妥協と

まいどどーもゆきむらです

作品のクオリティを上げるにはある意味こだわりをもってやる必要があります。
逆にいえばこだわりがなければクオリティは上がりません。

じゃあこだわりまくってクオリティを上げればいいじゃん!と思うかもしれませんが、それはそれで終わりなき旅路になります。
恐らくやってるうちに現状じゃ満足できなくなり、また最初から作り直すかもしれません。
クオリティを追求するからということでこだわりを優先すると、犠牲になるものが出てきます。

一か所直したらまた別な個所も直して……となって、最終的にいつ終わるのかわからなくなるときもあります。
クオリティアップといえば聞こえはいいですが、その実終わりのない作業になってしまったらそりゃ関係も破綻します。
まぁこれは極端な例ですが。

同人で時間制限がなく、誰かを巻き込むことがないのであれば、納得いくまでこだわっていいかもしれません。
しかし何かやれば人件費の発生してしまう形の開発だと、どこかで妥協の必要が出てきます。

自分的にはクオリティアップは是ですが、こだわりは悪だと考えます。
こだわりは個人の価値感から産まれるものですが、クオリティアップは製品価値の上がるものだと考えます。
それをすれば商品が魅力的に見える、であればクオリティアップはありでしょう。

こだわりは理解されづらいモノです。
というか理解されることはほぼないと思います。
だからこそ、提出されたモノに対しては、何かしらの理由をつけつつリテイクを出すわけです。
人に何回も何回もリテイクしたら基本的にどんな善人でも最終的にブチ切れられても文句言えませんからね(。ω。

上手くやるコツとしては、妥協できない点を一個持っておくことでしょうか。
その他に関してはスルーするくらいの度量が必要です。
確実にここだけはやって欲しい、というのは案外受け入れられやすいものです。
そこがはっきりせす、全体的にクオリティアップを図りたいという場合は……最初からその旨を話して、納得済みでやってもらうしかないかなと思います。
自分的には150%は上手くいかないと思いますけどね。

もちろん相手との関係性や、普段の付き合い方にもよるので、一概には言えませんが。
なので、普段から近くで一緒に働いていると、こういうある意味無茶が効くのかなぁと思います。

とりあえず言えるのは、妥協は必然であり、悪ではないということです。
こだわりは基本的に悪です。
今のところ成功例は見たことないですね。失敗は何度か見てますが。
ないと始まらないけど主張するとまとまらないという、なんとも難しいところです。

この辺クオリティアップと判断つきづらいところはあるんですけれど、コミュニケーション重ねるか、礼を重ねるしかないのかなと思います。

それではまたー