まいどどーもゆきむらです
エロゲー作る際にはわりと大勢の外注さんの力を借ります。
原画もそうですし、シナリオも大体そうですね。
むしろ内部に居るのは企画と、後はCGチーフとスクリプトとかのほうが多いのかもしれません。
会社によってはCGも居なかったりします。
まぁ企画が内部に居るのは確実……かと思ったりしましたが、良く考えたらそうでないケースもあったのでわりと多種多様。
でまぁ、原画とかCGはサンプルを見れば大体わかるのですが、シナリオは中々一見しただけではわかりません。
もちろん文章を読んで判断するのですが、自分は実は活字苦手ということがあり、読む速度はそんなに早くないので決断が遅いのが悩みどころ。
そしてシナリオですが、実際仕事を発注してみるとこれがなかなか難しいところがあります。
またも原画と比較しますが、原画は一枚がどれくらいで上がってくるのか、というところでペースは見えます。
シナリオはもちろんKBの単位でペースを見ることができますが、それがそのまま使えるかというとなかなかそんなことはないです。
文章ここを直してね、というのが高確率で発生するので、ペースを掴みづらいです。
ちなみに大体自分がテキストを書いたら一時間で2~3KBくらいです。
なので、半日で8KBくらい、一日頑張って大体エロシーン一個書けるかなぁという感じです。
一日集中して書くことはほぼ無理なので、まぁいいところ10KBでしょうか。
ちなみにラノベ一冊は大体250~300KBと言われています。
なお、大体外注の人に依頼する場合は一日20KBくらいを平均で見ますね。
一ヵ月で400KBも書ければ大したものです。
早い人は500~600KBとか書く人も居ますが、それは相当早いです。
なおあくまでエロゲシナリオなので、他の文章の場合はまた話が違うのであしからず。
シナリオって日本語書ければいけるんでは、と思う人も居るかもしれません。
半分あってますが半分間違っています。
まず実は、日本語書ける人ってのがなかなか居ないです。
この場合、読める日本語ってことですね。
面白い話ですが、普段何気に使う日本語ですが、人に読ませる文章ってのはなかなか難しいのです。
そして日本語ができたとしても、今度は人称の壁があります。
まぁ書ける人は大体できてるとは思いますが。
人称は混じると読む側の視点が定まらないので大変なことになります。
なおweb小説系はそのあたり意識している人は多くないイメージがあります。
知らんけど。
そのあたりができたら、次は構成、プロットができるかという話になります。
単なるライティングの場合はプロットは別な人が用意することもありますが、場合によってはこのシーンをプロットからお願いってこともあります。
まぁ外注ライターの人にはなかなかない話かもしれませんが。
あとはまぁえぇと、文体がありますね。
全く違う文体の2人が一つのゲームを作ると、間違いなく異質なものになります。
なので、できれば文体は癖がないほうが好ましいです。
もしくは、どの文体にも合わせられる人、だと仕事の幅が広がりそう。
あとはあるに越したことのないところとしてはスクリプトをうてるかというところになります。
スクリプトをうてる人は、どういうエフェクトを入れれるかとか、こう表現したいんだけどどうすればいいか、ってのがわかるので、よりエロゲっぽい文章が書けます。
ただスクリプトの理解ってわりと理系の頭が居るので、文系の人だと難しいかもしれません。
まぁあくまであればいい、という能力なので必須ではないですが。
とまぁ、色々と必要なところはあげられるのですが、一回やってみないとわからないというのが原画と比べて難しいところです。
どこかの専門学校に行って、制作物を見たりするのがいいのかなぁと思ったりしますが、もしかしたら募集したほうが早いのかもしれません。
居るようで居ないのがシナリオライターなので、しっかり探しておきたい次第。
それではまたー